カムイレラ
昨日、学生時代のサークル同期が出演していた舞台に行って参りました。
今から200年前、北海道アイヌ民族に起こった悲劇の歴史を描いたミュージカルです。
メインは「クナシリ・メナシの戦い」。和人とアイヌの間で起こった衝突です。
アイヌの言葉で“カムイ”とは「神」、“レラ”とは「風」という意味だそうです。
劇団四季の「ライオンキング」で初代シンバ役を務めたり、レ・ミゼラブルのアンジョルラス、東京ディズニーシーのシンドバッドセブンヴォヤッジでシンドバッドの声などをやっている、坂元健児さんという方が主演でした。
坂元さんはもちろん、ヒロイン役の方も、他の方も、みんな歌がものすんごく上手くて、思わず聞きほれてしまいました。
ストーリーとしては、普段、ほとんど悲劇の作品は観ないので、新鮮でした。
あまりの迫力に圧倒されたものです。
殺されるかと思いました…と言ったら言い過ぎですが(笑)こちらに攻められるかと思いました。
アイヌというのは、物語とかには度々登場するので、なんとなく知ってはいましたが、歴史的な意味ではほとんど知らなくて…今回舞台を観て、胸がきゅっとなりました。
先住民と、それを支配せんとする国との、争いなどはどこの国でも割とありがちな話だけれども、日本でかつて実際にあった史実だということを、突きつけられて、何とも言えない気持ちになりました。
こういう歴史があって、そして今がある、ということを、
私達は忘れてはいけないんだなと思いました。
歴史に疎い私ですが、本当にお勉強になりました。
これをキッカケに、いろいろ調べてみようかなと思います。