少年法
『金田一少年の事件簿 剣持警部の殺人』上下巻ようやく読みましたっ!
買ったのは10月末くらい…ひえぇどんだけ放置してんだよw
今回は“少年犯罪”が主題でしたね。
重い問題です。
考えさせられる話になっておりました。
高校生の時、何故だったのかは忘れましたが、少年犯罪について意見を発表したことがありました。
多分、最近の社会問題について自分の意見を述べよ〜的な授業だったんじゃないかと。
私は、年齢関係なく、罪は罪なんじゃないかと、年齢が低いからと言って善悪の区別が付かないわけじゃないと、遺族の気持ちはどうなるんだと、結構否定的な意見を述べたものです。
しかし担任教師はそんな私の意見に否定的でした。
まだ子供なんだから、更正の余地はあると。
私自身の意見ではないとさえ思われていました。(確か当時まだ少年法に守られている歳でしたから)
教師らしい意見だと思います。
一概にひとくくりに出来ないから難しいんですよね。
こういうもんだろ、って思っていても例外はあるもんだし。
まだまだこれから未来ある若者が、ほんのささいな間違いで未来を奪われる…確かにそれは問題ですね。
しかし人の命が奪われている場合はどうなんでしょう。
遺族にとっては例え相手が子供であっても殺してやりたいくらい憎い相手に他ならないのでは。
更正しても改心しても奪われた命は戻らない。
戻らない命よりは、犯人というひとつの“命”を尊ぶということなんでしょうか。
私はそこに大いにやるせない気持ちを抱いてしまうのです。
昨今は性犯罪、残虐な殺人が横行する世の中になっていますね。
物騒極まりないと思います。
自分のことしか考えられない自己中心的な人間が多いということでしょうか。
まぁあまり社会を知らない自分が社会問題に首を突っ込んでもしばかれるだけだと思うんでこの辺で。
金田一は本編の他にも収録されている短編2本も面白かったです。
上下巻共にオススメです。