水鳥的ベースキャンプ。

水鳥のアフォな日常晒します。

地震

東日本の皆様…ご無事でしょうか?
私は無事です。
ちょうど最初の揺れがあった時は職場に居ました。
縦揺れ…大震災の時は必ず来るという縦揺れ。
高層ビルの上層階で勤務している私は、この時点ですでに怖かったのですが、虚栄を張って隣の人と話したりして気を紛らわせました。
しかし、あまりに長い揺れ…
そして職場は一気に悲鳴の渦へ。
きた!!という感じでした。
業務を終了して机の下などに隠れて下さいという指示が飛び、今にも転がってゆきそうな椅子を抑えながら机の下へ。
書類の保管されてるキャビネットが凄まじい音を立てて右へ左へ。
高層ビル特有の、遠心力の効いたぐわんぐわんとした気持ち悪い横揺れがずっと続きました。
気分を悪くして倒れる人も続出。
早く終わってくれと祈りました。
仕事場でビルが倒壊して死ぬ、それだけは絶対に嫌だから。
仕事で死ぬなんて嫌。絶対に嫌。
(ああカミサマ…!)
本気で祈りました。
生きた心地がしないというのはこういうことを言うのだなと思いました。
死にたくないと思いつつも「ああ今部屋の中散らかってるんだよな…見られたら恥ずかしいなぁ」と考えている自分がいました。
揺れが収まっても余震はその後も続き、エレベーターは復旧の見込みなし、外に出られないし外からも戻ってこられないという事態。
お弁当持参ではなかったのでお昼休憩(といっても時間的には夕方だが)はご飯食べられず…。
出勤の前にご飯食べていなかったら空腹で気持ち悪くなっていたかもしれません。
休憩室で携帯をいじりつつふと窓から外を見ると、空が真っ黒な雲で覆われていました。
どこぞで火災があったようで、その煙によって空が黒煙のようになったのだとか。
18時頃、ようやく業務終了の許可が下りました。
もっとも徒歩で帰れる人以外は会社に残るハメになりましたが…私は幸い、職場から4駅程度の場所でした。
2時間もあれば家に帰れるに違いない!と判断(実際は1時間20分程度でしたが)。
ビルの32階から1階まで一生懸命非常階段を降りましたよ…足がガクガクしてしまって途中で挫折しそうでした(笑)
そこかしこに散らばる壁の残骸が生々しかったです。
ちなみにこのビルは震度7まで大丈夫らしいです…もっと早く言って欲しかった…そしたらあんなに怖い思いせずに済んだのに(笑)
線路に沿って帰りがてら、食事が出来るところを探しましたが、地震の影響で閉店してしまったところが多く、また開店していても混雑が酷くてとてもすぐに食事で来そうな場所はありませんでした。
公衆電話、喫茶店、ファミレス、コンビニ、交番(道案内)がどこも普段ではありえないほどの混みよう。
結局休みなしで帰宅するハメになりましたorz


今日は地震を通して数々の人間ドラマに遭遇。
休憩室で携帯電話をかけていた女性、地方にいる家族のことが心配だったようだ。
半泣きで「お父さんの声聞いたら安心した…うん…ほんまに…私も無事やけん、心配せんで」
危うく私がもらい泣きです、えぇ。


集団疎開のようになっている大きな街道沿い。
男性「みんなどこまで歩くつもりなんだろう?」
女性「確実にうちらより遠いよね…。どこまでが“帰れる範囲”だとみんな思っているんだろうね?」
ちなみに私の友人の中には、電車で1時間かかる距離を一晩かけて歩いている強者もいます。


マンションに帰り着いたおばちゃんと、マンションの中から乳母車を引いて出てきた女性。
おばちゃん「あら、何階から降りてきたんですか?」
女性「8階です^^」
赤ちゃんの乗った乳母車を抱えて8階から階段…!
おかあさまはたくましいです。


うちの近くのセブンイレブン。
何故か店員が、店から十数メートル離れた位置にて、紙を手に、多くの人に囲まれている。
群がる人々「○○まではどうやって行けばいいですか?」
店員「ここからですね、正面に真っ直ぐ行きまして…」
大きな街道が2つ交差する位置なので、どうやら道を聞きに来る人が多いようだ。
大変だな…と思いながら自宅へ。


外食は出来ず、オリジン弁当を買って帰りました。
家の中が悲惨な状況だろうから出来れば食べて帰りたかったのだが…と思いながら玄関を開けると、確かにキッチンペーパーが床に落ちていたり、立ててあったまな板が倒れていたりとちょこちょこ異変はあるものの、薄型パソコンは倒れておらず、食器棚のグラスはズレた形跡はあるものの割れたりせず、押し入れのものはそのままで、要するにほとんど被害なし。
地震感知でガスが止まっていたので復旧作業をし、その間に冷めたお弁当を温めて美味しく頂きました。
明日はとりあえず出勤しないといかんらしい。
電車復旧してるかな?
こんな大災害を直に体験するのは初めてだったけれど…無事に生きていられて良かった…。
まだちょくちょく余震があるから安心は出来ないけど…どうか無事でいられますように。